お客様インタビュー
医師向けの専門的なクリエイティブデザイン業務の効率化へ
公開日:2024/05/07
デザイン制作
スピード感の裏側にある「サービス・業務理解」と「密着感」
22万人超の医師会員を有する医療情報プラットフォーム「CareNet.com」を核とし、「メディカルプラットフォーム事業」、「医薬DX事業」、「ヘルスデータサイエンス事業」を展開している株式会社ケアネット様。サービスの柱となる臨床医学教育サービス「CareNeTV」のクリエイティブ制作支援のご相談をCRECIOS(以下、クレシオ)がいただきました。
クレシオでは、2022年5月から2023年10月(取材時)までの1年6カ月間、「CareNeTV」に関する集客や認知拡大など幅広いマーケティング施策に関するデザイン制作を支援させていただいています。今回、マーケティング部部長の鎌田様と、マーケティング担当の石川様、小林様にクレシオのサービスの感想を伺いました。
医師・医療従事者向け教育サービスのマーケティング施策の課題
メディア本部 マーケティング部ではどのような活動を行っているのですか?
鎌田様: 主に「CareNeTV」の成長・拡大やLTV(ライフタイムバリュー)向上のためのマーケティング施策の立案から実施までを行い、売上、利益の事業責任も担っています。もう少し詳しく説明すると、医師・医療従事者に当サイトで提供している各プログラムを知ってもらい、自己学習するために有料会員になっていただき、長く利用していただくことが私たちの大きな役割です。
具体的にはどのような施策を行っているのですか?
石川様:新規会員の獲得もしくは既存会員様へのアプローチなど目的に応じて変わりますね。新規会員の獲得では、LPや動画コンテンツによるCareNeTVの認知拡大などを図っています。また既存会員様に対しては、弊社主催の一流講師陣から直接学べるスクール講座なども実施しています。
クレシオに依頼する前は、どのような課題をお持ちだったのでしょうか。
鎌田様:施策案をカタチにするまでのスピード感には課題がありましたね。例えばLPの場合、公開が一カ月遅れるということはその一カ月分、新規会員になってくれたかもしれない人からの売り上げの機会損失につながってしまいます。 また、CareNeTVは「講師陣700人以上、プログラム数2,500以上を誇る日本最大級の臨床医学教育動画サービス」です。
つまり、施策の遅延は日本の医療を支える方々の学びの機会の損失にもつながると個人的に考えています。だからこそ、スピード感のある制作体制の構築は必要不可欠でした。
小林様: 一方、医療関係者向けのアプローチなのでクリエイティブにもかなり気を使う必要があるという のが、現場での課題というか、この業界ならではの難しさだと感じています。私は前職では、英会話教室を展開している企業のマーケターでしたが、ケアネット は「医療のプロ向けのサービス」という性質上、配慮すべきポイントが特に多い印象です。
だからこそ、見る人間の勘所を押さえたクリエイティブをスピーディに実現するために、私たちのビジネスやターゲットへの理解のある制作パートナーが必要でした。
きっかけは紹介。制作後のアフターフォローが魅力
クレシオに相談したきっかけについて教えてください。
石川様:当時も制作パートナーはいたのですが、正直言うと手が足りていない状態でした。そこでクレシオの代表の氏家さんと私が前職でつながりがあったので、鎌田に紹介させてもらったのがきっかけですね。その際はクレシオさんがLP公開後もチューニングなどを積極的に行ってくれることを特に推したのを覚えています。
鎌田様:当時、石川も入社したばかりだったのですが、少し彼の腕試しという意味でもクレシオさんに発注するという提案を許可しました。そのときは、新サービスを紹介するLPを制作していただきました。デザインのクオリティやレスポンスの早さはもちろん、石川に推された公開後のデザイン修正といったチューニングもスムーズにしていただけたことが非常に魅力的だと感じました。また、決裁しやすい金額なのも長くお願いできている理由の1つですね。それをきっかけに依頼の幅を広げていきました。
柔軟・丁寧・早さを実感。提案による「新たな気付き」も。
クリエイティブの現場におけるクレシオとの実際のやり取りと、そのなかで感じたことを教えてください。
石川様:クレシオさんと他社との大きな違いは「こちらのやりたいと思っていることのすくい上げが上手い」ということです。デザインをお願いする際、私としても成果物のイメージを100%言語化できているわけではありません。
少しぼんやりした箇所も、やりとりのなかで引き出して精度の高いカタチにしていただけるのが有難いと感じています。例えば、他社に依頼して作成したLPをクレシオさんに改修していただいた際も、私が「こうすれば良かった」と公開後に感じていた改善点を、クレシオさんとキャッチボールするなかでメインビジュアルやキャッチコピーのデザインに落とし込んでいただきましたね。
特にクレシオさんはデザイン案の制作意図を言語化して伝えてくれるので分かりやすくて助かっています。
小林様:2023年1月に他業界から弊社に入社して間もない頃から、弊社では合計10ページくらいのLPのデザイン制作をお願いしていて、私もそのいくつかを担当しました。
バナーに関しては合計50本以上をご依頼させていただいています。今までのお仕事を振り返って一言いうのであれば「色々なお願いに応えていただいてありがとうございます!」ですかね(笑)。特に、これまで弊社がやったことのない「複数の講師が登壇するイベント」のLP制作の件については、とても感謝しています。特にLPの構成については社内でかなり揉んでクレシオに渡したのですが、私個人としては自信のない状態でした。
そんなときにクレシオさんのご担当者から「こんな構成はいかがですか?」と別案をいただいたんです。それをきっかけに「当初案は自分たちが見せたいものを見せただけだ」ということに気付き、より良い構成へのブラッシュアップにつながりました。
社内にはない視点をいただけるのも非常に頼もしいです。構成以外にも、 開催のギリギリまで講義内容やテーマが固まらず、企画と制作を一部同時進行しなければならないことがありました。そのような時にレスポンスも修正稿の提出も早く、柔軟に対応していただけるクレシオさんにはとても助けていただきました。おかげさまで入社直後の色々と不慣れな時期も、なんとか乗り越えられたと思っています。
現場がやりやすくなることで得られる組織的なメリットを感じていますか?
鎌田様:私が先ほど挙げた課題の一つである「スピード感」については効果を感じていますね。また、全体のスピード感を上げる為には「ただ早くモノを出せばいい」というわけではありません。文章はある程度私たちが作成しますが、制作パートナーにはデザイン・文言・色使いなどを対象のユーザーから信頼感を得られるようなクオリティの制作物をスピード感を持って作りあげていただけるよう求めています。ただ、この辺りのニュアンスとかレギュレーションって、一般的な制作会社さんでは分からないものです。そのなかでクレシオさんは医師・医療従事者向けのデザイン制作のノウハウを有していましたし、何度も一緒に仕事をしているので良し悪しのポイントも掴んでくれています。また、デザイン案を複数出してくれるのでこちらとしても判断を下しやすいのも、スピード感が上がっている要因だと思います。
株式会社ケアネット
https://www.carenet.co.jp/利用サービス
デザイン制作
対談者プロフィール
執行役員 メディア本部 マーケティング部 部長
鎌田 奉文様
メディア本部 マーケティング部 メディアマーケティンググループ
石川 裕一様
メディア本部 マーケティング部 メディアマーケティンググループ
小林 智美様