お客様インタビュー
スピード感と提案力が事業創出・事業成長の力に
公開日:2024/05/20
デザイン制作
パートナーを超える伴走支援でアイデアがカタチになる
パーソルグループの次世代新規事業開発を担うパーソルイノベーション株式会社様は、未来の「はたらいて、笑おう。」の実現に向けて、「健全な多産多死」のマネジメントシステムと既存アセットを活用した多岐にわたるサービスをスピーディーに展開しています。CRECIOS(クレシオ)は、その事業創出から軌道に乗るまでWEBデザイン・ITソリューションといった幅広い手段で伴走支援させていただいています。
2021年11月から取材時点の2024年3月までの2年5ヶ月間、デザイン領域はもちろん、HubSpot(ハブスポット)を活用した改善提案まで事業のフェーズに合わせた幅広い領域で計50件以上の支援させていただいています。デジタルマーケティング室の谷口早苗様(以下、敬称略)に、クレシオのサービスの感想を伺いました。
デジタルマーケティングに求められる「言語化力」がクレシオの魅力
デジタルマーケティング室ではどのような活動を行っているのですか?
谷口様:まず、パーソルイノベーションはパーソルグループのR&D的な立ち位置で、「人」や「はたらく」をキーワードに新規事業を創っていくのが主な役割です。
そして生み出した事業を成長させ、カンパニー化していくのが最終的な目標になります。基本的に少数精鋭で社内起業することが多く、『マーケティングの専任担当』を配置する余裕はないので、私たちデジタルマーケティング室のメンバーが様々な新規事業に横串を指すカタチでマーケティング支援を行っています。
デジタルマーケティング室における谷口様の役割について教えてください。
谷口様:デジタルマーケティング室は、事業ステージごとに必要なマーケティングを実施しています。例えば、初期フェーズであればテレマーケティングによるターゲット企業群へのアプローチを中心に行い、その後はより顧客の課題に訴求するためのコンテンツマーケティングに移行することもあります。
そのため、各事業ステージごとにアウトプットも異なりますね。私は主にマーケティング施策の企画立案から運用までのオペレーションを中心に担当しています。基本的に新規事業はスクラップ&ビルドであり、担当する事業が廃止されるだけでなく、順調に成長するとカンパニー化して手元から離れてしまうケースも珍しくありません。
だからこそ、様々な事業、要望、環境に合わせたマーケティング施策の企画とアウトプットが強く求められる仕事ですね。
谷口様が担当している事業について教えて下さい。
谷口様:主にラーニング領域のサービスを担当することが多いです。これまで、階層別研修、コミックを使った社員教育など様々なターゲットやアプローチ手法の事業支援を行ってきました。
現在はオンラインコンテンツを活用した伴走型の法人向けDX人材育成支援『リスキリングキャンプ(旧:学びのコーチ)』のマーケティング施策や運用が私の業務の中心です。
新規事業のマーケティング施策の「最前線」に求められることとは?
谷口様:アイデアを言語化してアウトプットすることです。
マーケティング施策のアイデアは私たちデジタルマーケティング室が発案するだけでなく、新規事業の中心にいる方々や他の部署からも上がってくることも珍しくありません。ただ、アイデアはあくまでアイデアであり、しっかりとマーケティング施策に落とし込んでコンテンツとしてアウトプットするには、情報を整理し、言語化してまとめる必要があります。
しかも、基本的に新規事業はスピード勝負であるうえ、Webサイト、LP、ホワイトペーパー、動画、バナー制作などアウトプットのカタチも多種多様です。この工程をいかにスムーズできるのかが常に求められており、マーケターの腕の見せ所なのだと感じています。
ただ、現実は大量の情報を整理して最適なカタチを最初から作り上げるのは難しく、常にパートナーに詳細までFIXした指示を出せるわけではありません。
その点、クレシオさんはたとえ曖昧な情報だったとしても、状況を汲み取り言語化し、アウトプットしてもらえているのでとても感謝しています。
デザイン領域を超えた提案とレスポンス。クレシオは「チームの一員」
クレシオが「アイデアをカタチする」ご支援をさせていただいた具体例とは?
谷口:リスキリングキャンプ(旧:学びのコーチ)で掲載した動画コンテンツの制作では、クレシオさんにはとても助けていただいたと感謝しています。
元々は短期間でリスキリングキャンプ(旧:学びのコーチ)のウェブサイトを制作するという話だったのですが、内容を詰めていくうちに『動画を作ろう』という要素も加わり、やらなければならないことがどんどんと増えていきました。
しかも動画の構成も当初はふわっとしていて、チーム内でもなかなか指針を定められていなかったのです。そこでクレシオさんにパワーポイントで作った動画資料をお渡し、口頭で説明したところ、とても曖昧なこちらの要望や意図を上手くくみ取ったご提案をいただきました。
その結果、クオリティーの高い動画を短期間で制作することができ、日経新聞が主催する『リスキリングサミット』で放映されるなど、マーケティング的にも大きな成果を得ることができたのです。まさにアイデアをカタチにするうえでとても重要な支援をいただいたと感じました。
動画のほかにも、調査レポートに掲載する図版の良いイメージがどうしても浮かばないときに、テキストを送っただけで具体的な図版の案を複数いただいたこともありましたね。
また、クリエイティブ以外にもHubSpot(ハブスポット)の機能をより有効に使うための施策について、『本当に実現可能なのか』といった点を確認してもらったり、定例会議で出た他部署からの質問について回答していただくこともあります。クレシオさんの窓口担当の方や責任者の方も、私たちクライアントが質問しやすい環境ややりとりを心がけてくれていると感じています。
谷口さんがクレシオへの依頼を継続している理由とは?
谷口:伴走してくれるパートナーでチームの一員のように感じているからでしょうか。クレシオさんとのお付き合いも入社時に当時の責任者に紹介されたことがきっかけで、当初はデザイン領域の制作会社という認識でした。
ただ、これまで一緒に仕事をするなかで、デザイン領域に捉われない柔軟な対応をお願いできるのはもちろん、課題解決ややりたいことを実現するための大切な相談相手に変わりました。私はパーソルイノベーションに入社する前はIT企業の営業職だったので、マーケターが本職というわけではありませんでしたし、クリエイティブに特化した経験があるわけでもありません。
だからこそ、ふんわりとした内容の投げかけに対して、迅速かつしっかりと返答していただけるのはありがたいです。私が入社したての頃から現在まで助けていただいています。(笑)また、クレシオさんに相談することで私個人や内部のチームだけでは得らないユーザー視点での気付きをいただけるのは、とても貴重なパートナーだと思います。
また、新規事業創出やベンチャー企業のスタートアップ時においては、最初からマーケティング方針がしっかりしているわけではありません。基礎となる経営方針、マーケティング方針がふわふわしていて「じゃあどうしていこうか?」といったところからカタチを作り上げていくことも珍しくないのです。
昨日決めたことが今日なくなる、今日なかったことが明日には発生しているといった環境でも、柔軟かつ丁寧に対応してくれるパートナーはそう多くはないでしょう。そのなかでもクレシオさんは会社と会社というより、人と人の距離感で対応してくれるのもお願いしやすい点だと感じていますね。
谷口さんのこれからの目標について教えてください。
谷口様:会社としても、個人としても、これからはより幅広い分野での新規事業の創出に関わっていきたいです。マーケティング施策のアイデアもアウトプットもより多岐に渡っていくと思いますが、ぜひクレシオさんと一緒にこれまで以上にチャレンジしていきたいです。